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ふそうあん三輪窯

三輪窯

*注意) 萩焼購入ならおすすめの4つのお店を別記事にしました

山口県萩市は、私が生まれて高校時代まで過ごした山陰の小さな城下町です。

広島に職を得て20年以上経った2015年。萩城下町をはじめ5箇所が世界遺産に登録されました。

「世界遺産」に登録された日、これで寂れつつある歴史ある萩が復活するかもしれないと、期待したものです。

 

萩焼の有名作家の逸話

 

泉流山登り窯

私は萩焼が大好きで、「泉流山せんりゅうざん」という窯元で、職人でもないのに何度か登り窯のぼりがま窯焚きかまたきを手伝ったことがあります。

 

泉流山の故吉賀大眉よしがたいび氏が質の高い作品だけを残すための行動に度肝を抜かれました。

氏は焼きあがった抹茶茶碗まっちゃぢゃわんを、工房の裏の窪地でいくつも幾つも叩き割っていたんです。その光景が、今でも忘れられません

 

吉賀大眉氏現代工芸としての萩焼の有名作家三輪休雪みわきゅうせつ氏は伝統工芸としての萩焼の有名作家

 

三輪休雪みわきゅうせつとは三輪窯みわがまの当主が襲名する名称のこと

 

三輪休雪みわきゅうせつとは萩市の萩焼の代表的窯元・三輪窯の当主が代々襲名してきた陶芸作家としての名称のことで、個人名ではないのです。

そのため当主を降りると、三輪休和や、三輪壽雪などの号を名乗ることになります。この2人はいずれも人間国宝に指定されました。

 

三輪窯や坂窯さかがまは御用窯(萩藩公認の窯)だったためとても有名ですが、現代工芸の流れをくむ泉流山に行ってみるのも面白いでしょう。

 

この記事を書くにあたって、いくら調べても情報のないことが幾つかありました。

萩観光協会

その時には、萩観光協会とやりとりさせていただき、他のサイトには無い情報も載せています

 

萩焼の味わい

古い町並みがそのままに残る萩。

シンプルで素朴、使うごとにあたたかみのある色味に変わる萩焼。秀吉が朝鮮から連れ帰った陶工が、萩藩の御用窯を創始してつくられてきたものです。

萩焼は古くから「一楽 二萩 三唐津」と言われ、全国的にも有名で多くの愛好家がいます。

 

温かみのある色の大道土と鉄分の多い見島土

防府市の大道で採れる原土や、萩の沖合にある見島の火山から噴出した鉄分の多い土を使うこともあります。

色々な土味を楽しめるのも萩焼の特徴と言えます。

土が粗く、年月が経つと色が変化してきます。

それは、うわぐすり(釉薬ゆうやく)の状態によって、焼き物の表面に入る細かいひび(貫入かんにゅう)が色の変化に重要な役割を果たしています。

貫入に茶渋などが入り込み、独特の色合いをかもし出します。

 

萩焼は使うに従って味わいが出てくるので、愛着も増してきます。

 

貫入にしみ込んだ茶渋を洗剤で洗い流す・・・?!

そんなことは、萩焼に対してはやってはいけません。

萩焼の良さは、貫入にしみ込んだ茶渋と一体となった「美」ですから、そのまま愛でるのがよろしいかと思います。

 

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人気がある窯元は萩焼購入の絶好の場所

 

萩焼と言えば、高級なイメージがあるでしょうが、来客用、湯呑や銘々皿といった毎日使う食器等が揃い、手ごろな価格の萩焼も多数あります。

 

萩焼セール

萩の土産物売り場に行けば、特価セールがあったりします。このような安い陶器を買って日常使うのもありですね。

あるいはそれほど安くはないのですが、萩焼のビアジョッキを販売していたり、萩焼で出来たピアスやネックレスもあり、日常気軽に楽しめる多くの種類の作品があります。

 

私も萩に帰った折には、麦穂を白泥で描いた素敵なビアジョッキをお土産に買います。

1つ1,500円くらいで買えて喜ばれるお土産なので重宝します。

 

今回萩に帰って買ったものは、ビアジョッキよりも値が張りましたが、とても気に入ったんですよ。

白い釉薬の独特の形のマグカップです。

萩焼のマグカップ

 

買ったお店は「彩陶庵」。

萩焼の有名な作家、新進気鋭の作家など色々意欲的で室の高い焼き物を置いているお店です。

 

現代はベテラン作家と若手作家とで充実した萩焼の時代を築いています。

 

現代の萩焼は60~70代のベテランの陶芸作家たちと、30~40代の若手陶芸作家達とのグループから生み出されています。

 

特に若手作家の中には、萩焼の伝統的なジャンルを越えて作陶をしている作家も沢山います。

萩焼四百年の歴史の中で最も作家層の厚い時代が今です。萩焼にとっては非常に充実した時代と云えます

 

萩焼の購入目的なら萩焼まつりが便利です。

 

ところで、萩焼を購入するなら、ゴールデンウィークに開催される人気のある各窯元が揃って出品する萩焼まつりがあります。

萩焼まつりは、大変混雑しますが色々な萩焼や掘り出し物にも出会えるので、毎年盛況ですが、最近は萩焼を含めた物産展のような状況になっています。

 

ですから、伝統的な萩焼の良さを備えた萩焼に出会いたい方は、直接窯元に赴くか、萩焼の専門店をおすすめします

このイベントでは、日常使いの物から、高級な萩焼まで幅広く揃っているので、実際に手に取って選ぶ事もできます。

ゴールデンウイークにお休にら出かけてみれば、ゴールデンウィークを楽しく過ごせるかもしれません。

参考)

 

萩焼の窯元の雰囲気を味わいたい人は窯元に行きましょう

 

萩焼まつりに行くかどうかは別として、窯元の雰囲気を知ることは貴重な体験ですし、本物の萩焼に出会えます。

窯元に直接見学に行くのもよし、土産物ではない萩焼専門店に行くこともおススメです。

萩市内には20~30人の陶芸作家がいます。

その中でも特に有名な、三輪休雪みわきゅうせつさんの休雪窯や、不走庵三輪窯ふそうあんみわがまが真っ先に紹介される窯元かまもと窯元です。

しかし、休雪窯は非公開なので見学はできないので訪れたとしても見学はできません。萩焼窯元が全て観光資源になっているわけでは無いということです。

 

お邪魔してみたい窯元が見つかったら、見学できるかどうか事前に確認してくださいね。そうしないと見学できないこともあります。

登り窯の見学、萩焼体験、萩焼の購入ができる窯元も多いので、色々楽しめることでしょう。

 

 

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おすすめの萩焼7つの窯元

 

萩市内だけでも20~30人もの陶芸家がおられ、外国の方や若い陶芸家も沢山いらっしゃいます。

その中で有名なのは、三輪休雪さんの休雪窯や、不走庵三輪窯等、坂高麗左衛門窯、泉流山などです。

  • 不走庵 三輪窯ふそうあん みわがま
  • 天寵窯兼田窯てんりゅうがまかねたがま
  • 晴雲山岡田窯せいうんざんおかだがま
  • 大屋窯おおやがま
  • 泉流山(吉賀大眉記念館)せんりゅうざん (よしがたいびきねんかん)
  • 波多野指月窯はだのしづきがま
  • 坂高麗左衛門窯さかこうらいざえもんがま

 

 

貸自転車で窯元巡りをするのもいいね

各窯元を自転車で巡る方も多いので、主なレンタサイクルの場所を青い2輪車のアイコンで示しました。

スマイル自転車だけが3箇所あって、3箇所のどこにでも乗り捨てができるので便利です

 

他のレンタサイクルは借りた所まで返却に行くことになります。

地図の自転車をクリックすると電話番号があるので、詳細については直接お問い合わせください。

 

7つの窯元の特徴

不走庵 三輪窯 :0838-22-0448

萩市椿東無田ヶ原2721  松陰神社より徒歩5分 
http://fusoanmiwagama.com/

 

ふそうあん三輪窯

旧萩藩御用窯のひとつで、萩焼屈指の名門です。

十代休雪・十一代休雪は、人間国宝に指定され、「三輪白みわじろ」と呼ばれる白い釉薬は有名。

不走庵 三輪窯は、十代三輪休雪、十一代三輪休雪という2人の人間国宝を輩出した窯元で、十一代休雪の長男である十二代休雪もまた、この窯が生み出した著名な陶芸家です。

1974年、「三輪龍作みわりゅうさく」時代の十二代休雪が、別所に独立(現在の休雪窯)したため、十一代休雪亡き後は三男である三輪和彦氏が、不走庵 三輪窯を継承し守っていますが、三輪和彦氏は十一代休雪氏の後継者ではありません。

寛文三年の初代休雪以来、陶造形に新しい表現を求める、革新的伝統窯です。

観光客がそのままに入れるような窯元ではありません。威厳に満ちた門構え、道路沿いに看板があるわけでもなくわかりにくい場所だと思います。

小学校の傍らの細い路地を入っていくと、不走庵 三輪窯があります。どうしても見学希望される方は、前もって電話で問い合わせてみてください。

 

 

天寵窯兼田窯 :0838-22-2468 

萩市前小畑1区4867-1 JR東萩駅→徒歩15分
http://www.hagishi.com/search/detail.php?d=700069

現代の萩焼を代表する兼田昌尚さんの窯です。

作品は、轆轤ではなく「くりぬき技法」と呼ばれる、粘土の塊をくりぬいて作られています。萩焼独特の柔らかな肌感、力強い形状が特徴的です。

 

 

晴雲山岡田窯 :0838-25-3737

萩市椿東前小畑一区 JR東萩駅から徒歩12分
http://www.hagishi.com/search/detail.php?d=700068

江戸時代から続いている伝統的な窯元です。今でも登り窯を使って制作をしています。

山口県指定無形文化財萩焼保持者の岡田裕氏と、日本工芸会準会員の岡田泰氏の作品の展示や、茶陶を中心とした、花入れや壷、日頃使用する食器なども販売しています。

歴史ある登り窯や作業場の見学もOKですから、萩焼の真髄に触れてみたい方は、ぜひ訪れて下さい。

 

 

大屋窯 :0838-22-7110 

山口県萩市椿905 萩駅から徒歩約23分
http://ooyagama.com/

日本のみならず欧米などでも個展を開く人気作家・濱中月村氏の窯です。

大屋窯の器は、すべてが天然釉薬、ひとつひとつが手作りされています。

萩土と天然釉薬を使い、茶陶、食器類を中心に、和・洋の食・空間に合う、シンプルで温かみのある作品です。緑に囲まれたギャラリー兼母屋で、作品が展示・販売されています。

 

泉流山 :0838-22-0541

山口県萩市大字椿東4481 JR山陰本線東萩駅より車で5分
http://www.senryuzan.com/

泉流山

現代工芸界の巨匠。故吉賀大眉氏の窯元です。

 

吉賀大眉記念館

吉賀大眉記念館が併設されているので、楽しめます。(入館料500円)

 

泉流山登り窯

 

泉流山の工房

登り窯、蹴り轆轤という昔ながらの製法、伝統的な精神を受け継いで、1つ1つが作られています。

 

泉流山の陶器

 

泉流山の陶器

普段使いの和食器、高品質な抹茶茶碗、またプレゼント、贈答品まで、老舗の窯元ならではの上質な萩焼です。

陶芸体験教室がありますから、初心者でも手軽に萩焼を作って楽しめます。

 

 

波多野指月窯 :0838-22-1784

萩市堀内247 萩博物館より徒歩2~3分 登り窯見学可(お電話にて要予約)

http://hagiyaki-hadano.jp/

波多野善蔵と英生の親子二代が萩焼作家として作陶している窯元です。

周囲は大変静かな町並みで、堀内の美観地区の入り口あたりに位置します。

店舗の前の道をまっすぐに直進すると、萩城址のある指月公園があります。

周囲には色々と見どころのある観光スポットがたくさんあるので、散策の途中で立ち寄るのが似合う窯元です。

登り窯での焼成にこだわり続け、事前連絡しておけば登り窯の見学もできます。

 

 

坂高麗左衛門窯 :☎ 0838-22-0236  

住所萩市中の倉1922

三輪窯と並ぶ萩焼の御用窯

坂窯は毛利氏が広島城から萩に城を移した後、萩の松本村(松陰神社が近くにあり、三輪窯も近くです)に開窯。

毛利輝元によって萩に連れてこられた李敬が萩焼の創始者であり初代です。三輪休雪の三輪窯とともに、萩藩の御用窯を務めた由緒ある窯元です。

 

2代目藩主二代藩主綱広公より“高麗左衛門”の名を賜わったあと、12代高麗左衛門まで窯が継承されてきました。

ところが、12代高麗左衛門が事故により急死。

 

それから7年間高麗左衛門は空位となっていましたが、2011年4月11代の四女が女性では初めて名跡を継いで、13代高麗左衛門を襲名しました。

しかし、その13代も2014年11月に急性肺炎で死去され、現在14代坂高麗左衛門は空位のままなのです。

 

坂窯は営業はされているので見学は可能ですが、必ず事前に予約が必要になりますので注意して下さい

 

 

休雪窯について

休雪窯 :0838-25-3388 

山口県萩市椿東858-9
http://hagi-yaki.net/kyusetsu/index.html

非公開なので見学はできません。ご注意下さい。

三輪窯が生み出した、十一代三輪休雪の長男である十二代休雪が、1974年、三輪窯から独立して開窯。

十二代休雪は三輪家の伝統を継承しながら、独自の世界観をもった前衛的な創作を行っています。

 

参考記事  萩焼のお店 | おすすめの萩焼専門店4選

 

まとめ

萩焼はシンプルで優しい味わいがあり、使い込んでいくと、自分だけのオリジナルな茶碗になります。

普段使いにも、プレゼントにも重宝する事間違いなしです。

萩観光の折には、是非人気の萩焼窯元に立ち寄ってみて下さい。

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