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トマト寒天ダイエット

トマト寒天ダイエット

トマト寒天ダイエットは、トマトジュースや生のトマトを、寒天で固めて食べるダイエット方法です。

寒天ダイエットと違うところは、栄養素が殆どない寒天だけではなくトマトのリコピンを豊富に摂取出来る点です。

それによって単にダイエットだけでなく、身体を活性酸素から守ったり、肥満、生活習慣病の予防ができ、理想に近い食品だと考えています。

食前にトマト寒天を食べると、トマト寒天ダイエットの効果を高められます。食前のトマト寒天がおススメです。

満腹になりやすい寒天+トマトの食物繊維が加わり、食事量をさらに抑えることが出来るでしょう。

 

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トマト寒天ダイエットの効果

 

現代は飽食の時代と言われてますね。肥満や生活習慣病が急増し、食事の摂取カロリーを減らす事が課題になってるような時代。

そういう時代にあって、トマト寒天は、リコピン+食物繊維、優れたダイエット効果が期待できる食品といえます。

 

寒天の栄養について

 

寒天の原料は海藻なので、ノンカロリーで重量の8割以上が食物繊維。

(ゼラチンは寒天と違って動物性のタンパク質。煮魚の煮汁が固まっているのをご存知でしょう。あれがゼラチンです。)

寒天はお腹の中で水分を吸収して膨らみ、満腹感を得られる他に、お腹の掃除もしてくれるので、便秘にもとても効果的です。

さらに、食物繊維はインシュリンの出をよくし、血中の糖分を処理するので肥満予防にもなるのでダイエットにとっても向いているんです。

寒天の炭水化物は多糖類のガラクトースと言われるもので、ゼラチンに比べて7~8倍の凝固力があります。

海草由来のヨードやカルシウムが大量に含まれていて、体を冷やす効果もあります。そのためのぼせやすい人や高血圧気味の人に有効です。

 

寒天の栄養まとめ

 

  • ガラクトース:乾燥重量の80%がガラクトース成分の食物繊維なので便秘解消に有効。インシュリンの分泌を促すので肥満予防。ノンカロリーのエネルギー源。
  • アガロペクチン:アガロペクチンにはコレステロール値を下げる働きがあります。
  • ヨードやカルシウム:体を冷やす作用。新陳代謝を高める作用。子供の脳の発達。
  • ヨードリンや鉄:去痰作用

 

トマトの栄養について

 

これまでの寒天ダイエットの効果にトマトの作用がプラスされます。トマトの栄養と効能についてお伝えします。

トマトには、「リコピン」という強力な抗酸化成分が含まれており、細胞や臓器を老化させ、病気の原因となる活性酸素を退治してくれるのです。

トマトの栄養を効率的に摂取するコツは「赤いトマトを選ぶ」ことです。真っ赤なトマトには栄養がいっぱいなのです。

ただ、注意が必要なことがあります。市販のトマトは見た目を重視しているので、着色料を使って未熟な青いトマトを赤く見せていることもあるのです。

見た目を重視しないジュース加工用のトマトは、外の太陽を一杯に浴びて育てられるので「トマトジュース」の方が栄養価は高いのです。

 

トマトのリコピンの吸収率は生食より加熱したほうが良くなるため、寒天を作る時にちょうど熱を加えることで吸収が良くなります。

よって、加熱したトマトと寒天をあわせたトマト寒天は、肥満予防、生活習慣病予防、ダイエットにとって最強の組み合わせと言えるのです。

 

トマトの栄養まとめ

 

  • リコピン:
  • クエン酸:疲労回復
  • ケルセチン:血管を強化する効果
  • 食物繊維:便秘を解消。コレステロール値を下げる
  • カリウム:余分な塩分や水分を排出。むくみの解消や血圧の上昇抑制
  • グルタミン酸:内臓脂肪が溜まりにくい。ダイエット効果。肌の保湿効果。

ただ、含まれるカリウムが多いので、腎臓機能の低下している人は食べすぎないように注意してください。

寒天を食生活に上手く撮り入れて、摂取カロリーを抑え満腹感を得ながら、ダイエットしましょう。

 

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トマト寒天の作り方

 

それでは、トマト寒天を作ってみましょう。材料は約5食分です。

材料

無塩トマトジュース :450ml
・水 :50ml
粉かんてん :4g

※寒天の種類には、棒寒天、粉寒天、糸寒天などがありますが、どのタイプでもOK。
棒寒天や糸寒天は水戻しをしてから、鍋に入れて下さい。

トマトジュースに似せたものもあるので注意してください。見分け方は「ジュース」と書いてあるかどうかです。
日本では「ジュース」と表記できるのは「果汁100%」のものだけです。

作り方

①鍋に、無塩トマトジュース、水、粉寒天を入れ弱火にかけます。
②ゆっくりかきまぜながら煮ます。
③沸騰後、約1分煮立たせ火からおろします。
④容器に流し入れて冷まします。
⑤あら熱がとれたら冷蔵庫に入れます。

冷蔵庫で保存しますが、3日以内には食べ切って下さい。

日本人が1日に摂取する理想の食物繊維の量は、20~25gと言われていますが、実際の平均摂取量は10~18gなのでもっと食べる必要があります。

乾燥寒天1gあたりの食物繊維は約0.7gですから、基本の範囲内で食べていれば、食べすぎる事はないでしょう。

また、トマト寒天は、薬ではないので誰でも食べられます。

味が苦手な方は、レモン汁ハチミツ、ヨーグルトを加えると、食べやすくなります。

生のトマトでトマト寒天を作る場合

生のトマトでトマト寒天を作った場合も、トマトジュースと栄養成分はほぼ同じです。

材料

・生トマト :中4個
・粉寒天 :4g

作り方

①トマトを湯むきし、種を茶漉しで取り除きます。
②汁を漉します。(捨てないで、使います)
③トマトの実を小さくザク切りにします。
④②のトマトの汁、③の実、粉寒天を鍋に入れ、混ぜ合わせます。
⑤弱火にかけて、木べらでつぶしながら煮ていきます。
⑥沸騰後、1分半煮立たせて火からおろします。
⑦容器に入れて、冷まし固めます。

 

トマト寒天ゼリーはトマト寒天とどう違うのか

 

トマト寒天ゼリーやプリンなどのおいしさのポイントは食感ですが、それに欠かせないのが、寒天、ゼラチン、アガーといった凝固剤です。

それぞれどんな違いがあるのでしょうか。

寒天

・原材料 :テングサ、オゴノリといった海藻
・カロリー:100gで3kcal、ほぼカロリーゼロ
・特徴  :アガー、ゼラチンと比べて凝固力が強い。食物繊維を含み、ダイエットに最適。

ゼラチン

・原材料 :牛や豚の骨や皮に含まれるコラーゲン
・カロリー:100gで約340kcal、ゼリー1ヶに使うゼラチン量としては約5kcalなので高カロリーではありません。
・特徴  :弾力性と粘性が強い。コラーゲンが大量に含まれている。

アガー

・原材料 :カラギーナン(海藻抽出物)、ローカストビーンガム(マメ科抽出物)等の混合ゲル化剤
・カロリー:ほぼカロリーゼロ
・特徴  :寒天とゼラチンの間

ダイエット目的の場合、凝固剤は何が良いのかというと、食物繊維の含有量からいって寒天でしょう。

さらに寒天は糖の吸収も抑えてくれます。しかし、ゼラチンにはコラーゲンが大量に含まれています。

コラーゲンは腰や膝の軟骨に働きかけ、均整のとれた身体を作ってくれ、ダイエットにも良い効果を与えます。

しかしながら、寒天ゼリーを食べたからといって痩せるわけではありません。

同じ食べるなら、ゼラチンのゼリーより、寒天ゼリーの方がチョットだけ低カロリーになるという事です。

もちろん使う材料や甘味料でカロリーは大きく違ってきますので、トマト寒天ゼリーが食べにくくても、甘さは控えめにして食べた方が良さそうです。

 

まとめ

  • トマト寒天は、現代人にとっ て理にかなったダイエット食品といえます。
  • 摂取カロリー控えめで満腹感があるので、無理なくダイエット出来、リバウンドも少ないです。
  • 肥満予防、生活習慣病予防にも効果が期待できます。
  • 腎臓機能が低下している人はトマトにカリウムが多く含まれるので、量を控えてください。

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