しじみには肝機能をサポートしてくれる、オルニチンが多く含まれています。
しかも冷凍する事で旨味成分のオルニチン量が数倍アップし、すごく濃厚なしじみの味噌汁になるんです。
お酒を飲んだ翌日や、疲労回復にはしじみの味噌汁を飲みましょう。
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しじみの味噌汁にしじみはどれぐらい入れるの?
一般的な家庭でしじみの味噌汁を作ると、お椀一杯に入れるしじみは10個くらいでしょう。
しじみ100g中に含まれるオルニチンの量は、10.7~15.3㎎です。
しじみ10個というと約30gくらいですから、家庭で作る味噌汁一杯には3~4.4㎎のオルニチンが含まれている計算になります。
しじみは冷凍するとオルニチン量が約8倍になりますから、冷凍しじみを使うとオルニチン量もふえる事になります。
ちなみに、1日のオルニチン摂取量の目安は1000㎎と言われています。
これを見るとしじみの味噌汁だけで1日分のオルニチンを摂取するのは不可能だとわかります。
味噌を入れなくても良いの?
しじみのすまし仕立てを、しじみ汁と言います。
味噌汁も美味しいですが、しじみ汁は調味料もほとんど必要なく、出汁の旨さで食べられて絶品です。
<材料>
- しじみ:お好みで
- 酒 :小さじ1
- 水 :500~600ml
- 塩 :お好みで
<作り方>
- 1、しじみを砂抜き空中放置した後、冷凍庫に入れ冷凍しじみにします。
- 2、鍋に水を入れ沸騰させます。
- 3、沸騰した中に、冷凍しじみを入れ中火で加熱します。
- 4、貝の口が開いてきたら加熱しながら、おたまなどでアクを取ります。
- 5、酒を加え、味見をして足りなければ塩を加えます。
しじみの味噌汁に入れる具はどんなのが良いの?
しじみの味噌汁の具は、しじみだけでも良いと思いますが、具が淋しいとか、折角だから栄養面でもっと具を足したいという方もいらっしゃるでしょう。
定番でしじみに合う具としては、豆腐、ネギ、みつば、みょうが、お麩、わかめ等がぴったりです。
野菜(にんじん、大根、小松菜、シメジなど)を入れた、しじみの具だくさん味噌汁も美味しいです。
しじみ⇒野菜⇒味噌の順番にいれましょう。野菜もたっぷり食べられます。
インスタントのしじみの味噌汁にも効果はあるの?
オルニチンがブームになったのは、インスタントのしじみの味噌汁やスープの影響でしょう。
しじみの主成分であるオルニチンを含む食品が、多数商品として販売されています。
- 永谷園 :味噌汁 1杯でしじみ70個分のちからシリーズ
- トップバリュー :即席みそ汁 しじみ汁 オルニチン入り
- 日清食品 :日清オーラ オルニチン入りラーメン
- マルちゃん:マルちゃんHPチャージヌードル オルニチン入り
というように、お味噌汁、ラーメン、ヌードルなど、色々なインスタント食品でオルニチンが摂れます。
オルニチンを摂るというだけなら、インスタント食品でもいいと思います。
ですが、インスタントのしじみ味噌汁やスープなどに使われているオルニチンには、しじみ何百個分のオルニチンが入っているものがあります。
でもしじみ由来ではなく、乳酸菌が味噌の中で作り出した発酵オルニチンの場合が多く、添加物も気になるところです。
インスタントのしじみ 味噌汁は体に悪い成分はないの?
インスタントは体や健康に悪いイメージがあるでしょう。
事実一昔前までは、食品添加物が多く、塩分濃度も高い商品が多くありました。インスタントには、
- 乾燥凍結させた具材に、後から生みそを加えるタイプ
- 全部まとめてフリーズドライしたタイプ
などが主ですが、インスタントのしじみの味噌汁には、体に悪い成分はないのかチェックしましょう。
●しじみ :しじみの産地をチェックしましょう。
●大豆 :味噌の原材料である大豆は、「遺伝子組み換え」の表記をチェックしましょう。
●添加物
- 酒精(アルコール)
醸造用アルコールでエチルアルコールのこと。アトピー、喘息、化学物質過敏症の原因とも言われています。 - 調味料(アミノ酸)
複合化学調味料のこと。出来るなら避けたい成分です。 - 酸化防止剤V.E
食品の酸化を抑えるビタミンEは特に問題ありませんが、化学合成されたビタミンEは微妙です。 - 凝固剤
塩化マグネシウムが使用されていますが、安全性には問題ナシと言われています。
●塩分 :多過ぎないかチェックしましょう。10%以下「減塩タイプ」が良いでしょう。
●容器 :買うなら袋入りの味噌汁。
発砲スチロール製のカップ型容器に入っているものは、
熱湯によってスチロールに含まれる環境ホルモンが溶けだす事が確認されています。
いかがでしょうか。
食べたらすぐに体に害が出るという物ではありませんが、蓄積されるので自己判断でお願いします。
インスタントのしじみの味噌汁のしじみは何処でとってくるの?
しじみは、全国に何か所かの主要産地があります。
国内産と産地が明記されている場合は、ほとんどがヤマトしじみです。
「国産しじみ汁」と書かれているしじみは、安定供給の為に1か所だけでなく国内各地から仕入れられているようです。
外国産はヤマトしじみ以外が多く、安全性や美味しさを考えると、国産が安心です。
●神州一味噌 青森県産大粒しじみのおみそ汁 12食入 :¥2,500円 (税抜) ●神州一味噌 国産しじみ汁 4食 172g:¥473円 (税抜) ●宍道湖しじみ・即席みそ汁 :¥1,240円 ●ハナマルキ 即席しじみ8食 :¥85円 ●永谷園 1杯でしじみ70個分のちから みそ汁 赤だし 3食入×10個 :¥1,019円
青森県のしじみを使用しているしじみ汁です。
神州一味噌 国産しじみ汁 4食 172g 国内産ヤマトシジミのしじみ汁です。
宍道湖産大和しじみ 約40g前後(15粒前後)×8袋、調味味噌18g×8袋
【送料込・メール便】宍道湖産大和しじみ 即席お味噌汁<レトルト・8食>
<原材料>
米みそ、しじみ、魚介エキス、食塩、わかめ、酒精、調味料(アミノ酸等)
<原材料>
産地が国内産と明記されていないしじみは、中国産だと思われます。
インスタントのしじみの味噌汁のしじみはどのように加工してるの?
●粉末、フリーズドライタイプのしじみの味噌汁
素材を凍結させた後、真空容器で水分を瞬間的に蒸発させますので、栄養分の喪失は、あまりないようです。
●生タイプのインスタントのしじみの味噌汁
殺菌のために加熱しますから、ある程度の栄養分は失われます。
●殻つきしじみのインスタント味噌汁
国産しじみの味噌汁を作っている神州一味噌さんでは、12年前から殻つきしじみを即席みそ汁の具にしています。
丈夫な個袋にしじみを入れ、レトルトにしてあるので、常温で半年以上保存出来るそうです。
それぞれのメーカーの特許技術や企業秘密でしじみが加工され、インスタント味噌汁になっているようです。
まとめ
二日酔い対策として飲む方が多いしじみの味噌汁。オルニチンが多く肝機能をサポートしてくれます。
でも、独身サラリーマンや、一人暮らしの女性にとっては、作るのがめんどくさい。
そこで活躍するのがインスタントのしじみの味噌汁。
効果のほどは、オルニチンは摂れますが、添加物も摂ってしまいます。しじみ本来の栄養を取ることは難しいと考えられます。