衣替えの収納で気をつけなければいけない3つの注意点があります。
- きちんと汚れを落として仕舞う事。
- しっかり乾燥させて仕舞う事。
- 防虫対策をする事。
当たり前といえば当たり前ですが、案外見落としていたり、ちょっとしたコツがあるのでみていきましょう。
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衣替えの収納の3つの注意点
●汚れを落とす
長期間収納する前には、必ず洗濯しましょう。
収納前の洗濯に、お風呂の残り湯を使うのはNG。残り湯に含まれているタンパク質が、長期間おくと衣類のシミの原因になります。
●湿気対策
衣類に湿気が残っていると、カビの原因になります。
衣替えの際、家で洗濯しそのまましまう服は、しっかり乾燥させる事がポイント。
アイロンをかけると、衣類の湿気を飛ばし、防虫対策にもなります。
クリーニングに出した衣類は、風通しの良い場所で2~3日乾燥させましょう。またクリーニング時にかかっているビニール袋は、保管用ではないので、必ず外して収納する様にして下さい。
そのままだと、蒸れてカビになる可能性があります。
●防虫剤
衣類を食べる虫は、主としてヒメマルカツオブシムシ、ヒメカツオブシムシ、イガ、コイガの4種類。
主な被害はテントウムシより少し小さい、ヒメマルカツオブシムシの幼虫によるものです。
これらの虫はどこにでも生息しており、窓や外に干している洗濯物などに付いて侵入し、幼虫の食料になるウールなどの衣類に卵を産み付けます。
衣類を食べる虫は雑食ですから、衣類に付いたジュースや食べ物、羊毛、絹織物、毛皮等の動物性繊維製品、化繊、動物性乾燥食品といった物まで食い荒らします。
衣替えで、服を長期間しまっておく場合は、乾燥剤を敷いて、防虫剤を上に乗せて収納しましょう。
防虫剤は下に向かって効果を発揮しますから、服の一番上に載せるのがポイント。
- パラジクロールベンゼン :効果は4~5か月
ウール、絹、合成繊維、木綿
効き目が早く、においが消えるのも早い。長期間保存~普段の収納ケースやタンスなどに最適。 - ナフタリン :効果は10~12か月
木綿、ウール、絹、合成繊維、皮革製品、毛皮
長期間保存に最適。着る機会の少ないフォーマルウエア、衣替えにもOK。 - しょうのう :効果は約6か月
着物
クスノキから抽出させる天然成分で、お香のような香り。和服の収納に最適。 - エムペントリン系(ピレスロイド) : 効果は約6か月
ウール、絹、合成繊維、木綿、麻、皮革製品
他の防虫剤と併用ができ、においがないので、衣替えや普段の衣類の収納に最適。繊維によって効果の有無があります。また、併用できない種類もあるので要注意です。
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衣替えの収納の3つのコツとは
衣替えは、年に何回もするわけではありません。
衣替えに、1時間~2時間もかけている人って、結構多いのではないでしょうか?
必要な衣類のみを持っている人、収納のコツがちゃんと分かっている人になると、30分未満という短時間で終わるようです。
洋服は自分に必要な量だけ、その1枚1枚に定位置を決めることが、衣替えをスムーズに行うポイントです。
衣替えのクローゼット収納術
服はハンガー収納が一番楽。クローゼットだと、その季節に使うものはハンガーにかけ、オフシーズンの衣類は引き出し式収納ケースにたたんでしまいます。
人別に名前を書いた収納ケースに入れておくと、探すのも楽です。
クローゼットの収納場所を決めてから、衣替をしましょう。
<上段>
比較的軽量であまり使わないものを上段に収納します。ほこりをかぶらないように、
フタ付きの衣装ケースなどに入れておくと、ほこりをかぶりません。底に取っ手が付いていると、取り出しが簡単です。
<中段>
よく着る衣類は中段に収納します。衣類の丈をロング・セミロング・ショートと長さ別に分けて、ハンガーに掛けて吊るすと、衣類下の空間がうまく活用出来ます。
<下段>
中段よりは着ないもの、吊るせないものは下段にたたんで収納します。キャスター付き収納ケースにすれば、出し入れも簡単になります。
衣替えで洋服を収納する時のたたみ方
衣替えの時に気をつけるのは、洋服のたたみ方。たたみかたのポイントは、次の3つです。
- 仕上がりの形を四角くたたむ
- 厚みのあるセーターなどは縦にロール巻きにたたむ
- 同じ場所に収納する洋服は同じサイズにたたむ
適当なたたみ方で積み上げていくと、下に何が入っているのか見えませんし、余計にかさばってしまいます。
収納ケースの幅に合わせて、そでを内側に折り込み四角くなるようにたたみ、ケースを縦にして下から積み上げていきましょう。
洋服の重さで、きっちり治まる上に収納力も30%以上アップします。
縦に並べることで、何が入っているのか一目で分かりますし、収納スペースも無駄になりません。取り出しもラクラクです。
断捨離
タンスやクローゼットの中身を入れ替える衣替えは、ちょっとした肉体労働と言えます。
衣替えが大掛かりになってしまう理由は、タンスやクローゼットに入りきらないほど洋服を持っている事です。
衣替えを簡単に済ますためにも、洋服の断捨離をしましょう。
- 断 :入ってくる要らない物を断ちましょう
- 捨 :家にある要らない物は捨てましょう
- 離 :物への執着からは離れましょう
自分で捨てる基準を決めてから、断捨離を始める事がポイントです。
- 1年を通じ着ていない服は処分する
- 体型に合わない洋服は処分する
- いつか着るかもという洋服は処分する
- なくても困らない洋服は処分する
洋服が多いと断捨離も大変ですが、タンスやクローゼットに入る数になったら、洋服を収納していきましょう。
衣替え完了時点で、衣装ケースの収納が8割、残り2割は空きスペースという状態が理想です。
まとめ
さらに、しまう場所に合った分量に洋服を減らす断捨離も大事。引き取ってくれる団体やお店を見つけておいて、段ボール単位で手放しましょう。
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