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熱中症に効くスイカ

熱中症に効くスイカ

 

近頃の夏の暑さは尋常ではありませんね。猛暑日や熱帯夜の日が続くことが多くて、熱中症で救急搬送されるニュースが増えています。

夏の果物といえばスイカですね(実際はスイカは野菜の分類らしいのですが、美味しいのでどちらでもよしとしましょうね)。スイカには、夏の体調不良に役立つ栄養素が、いっぱい詰まっています。

 

夏バテや熱中症を防ぎ、体調管理にベストな食べ物が夏に旬を迎えるスイカなんです。

 

その中でも特におすすめの食べ方が、乳製品や油のドレッシングと一緒に食べることです。こうすると栄養分が吸収されやすくなるからです。

 

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夏バテと熱中症に有効なスイカの色と食べ方

スイカの種

 

夏バテと熱中症に効果的なスイカの食べ方のポイント

  •  種の栄養を食べる
  •  赤いスイカを食べる
  •  油や乳製品と一緒に食べる
  •  白い皮にシトルリン(腎臓機能、精力増進機能)が多い

 

1、種が大事

 

スイカの種には、良質のタンパク質、リノール酸、カリウム、ビタミンB1、B2などの栄養素が含まれます。

種を食べると盲腸になると言うのは嘘なので、この栄養豊富なスイカの種は捨てずに、フライパンで炒って食べます。

  • 血中コレステロール値を下げてくれる
  • 疲労回復効果がある
  • 夏バテに効く

<スイカの種の食べ方>

  •  スイカの種を水洗いする。
  •  フライパンでから炒りする。
  •  塩を振る。

 

これだけで手軽においしいおつまみや子供のおやつになります。スイカの栄養素は全部頂きましょう。

 

2、黄色よりも赤色のスイカにリコピンが多い

 

黄色のスイカにはリコピンはほとんど含まれず、赤いスイカにリコピンが多く含まれるので赤いスイカを選びましょう。

 

3、油や乳製品と一緒に食べる

 

リコピンやβカロテンは、そのまま食べても体内に吸収されにくいのです。

 

リコピンやβカロテンには乳製品や油に溶ける性質があるので、ヨーグルトと混ぜたり、油を使ったドレッシングと一緒に食べると、吸収され易くなります。

 

 

4、皮が大事

 

スイカの果肉よりも白い皮にシトルリンが多く含まれています。

白い皮を利用するには、外側の硬い緑色の皮をむいて漬物にしたり、サラダや炒め物にしたり味噌汁の具にしたりと、いろいろな料理に利用してみましょう。

 

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スイカのオススメレシピ

 

スイカのスムージー

<材料>

  • スイカ :1/8個
  • トマト :1/2個 
  • レモン :1/8個
  • 塩   :お好みで

<作り方>
1、ミキサーにすべての食材を入れて、スイッチON。

スムージー用に種もミキサーで砕けば、種の栄養素も摂取できます。消化が悪いので、種の量には気を付けて。

 

スイカのグリル

<材料>

  • スイカ :1/8個
  • オリーブ油 :お好みで
  • フェタチーズ :お好みで

<作り方>

  • ①スイカを食べやすい大きさに切って、グリルする。
  • ②①のスイカにオリーブ油とフェタチーズをお好みで絡める。

日本人は眉を潜めそうな食べ方ですが、海外ではスイカを焼いて食べるのが流行ってるそうです。

スイカのピザとかもあるので驚きですが、オリーブオイルなどを塗って焼くので、リコピンやβカロテンを十分に利用できて良さそうです。

しかし未知の味ですね。温かので体が冷えず健康にはとても良さそうです。

 

スイカの皮のピクルス

<材料>

  • スイカの皮 :1個分
  • 塩 :3/4カップ
  • 水 :3L

ピクルス液

  • 砂糖 :5カップ
  • ホワイトビネガー :3カップ
  • 水 :3カップ
  • スパイス類 :クローブ、シナモン、オールスパイスなど適量
  • レモン :1個

<作り方>

  •  スイカの皮を食べやすい大きさに切りそろえる。
  •  水と塩に①を5時間漬け込み、綺麗に洗った後ボイルする。
  •  ピクルス液を煮立たせ、②とレモンスライスを加える。
  •  冷ました後容器に移し、冷蔵庫で保存。

 

スイカとリコッタチーズのサラダ

<材料>

  • スイカ :1/4個
  • リコッタチーズ :1/3カップ
  • ローストしたクルミ :少々
  • バジルの葉 :4枚
  • エキストラバージンオリーブ油 :お好みで
  • レモン汁 :お好みで
  • 塩コショウ :少々

<作り方>

  •  スイカは食べやすい大きさにカット。
  •  バジルの葉は手でちぎっておく。
  •  すべての材料を混ぜ合わせる。
  •  オリーブ油とクルミをトッピングする。

 

熱中症にスイカが効果のある理由

 

実はスイカは果物ではなく野菜なのです。90%以上が水分、10%が糖分と甘い割に糖分の割合が少なく、カリウムなどのミネラル分も多く含まれているので、熱中症に有効なのです。

普通、熱中症の予防と言えば水分補給が大事と言われますね。

 

スイカには水分だけでなく、糖分、カリウム、カルシウムなどのミネラル分、ビタミンB1・B2・Cなどのビタミン類が含まれているので、スポーツドリンクと同じ効果が期待できるのです。

さらに、スイカには体を冷やす作用もあるので、たくさん食べると体が冷えすぎて負担になります。

 

こで、スイカに塩をふりかけて食べることで多少血圧が上がり、温かい血液の循環が良くなります。塩には体を温める効果があると言われるのはこういった理由からなのです。

 

このように、スイカに塩をふりかけると甘みを引き出すだけでなく、体を冷やしすぎないという効果まであります。

スイカを食べると水分、塩分、ミネラルを効率よく一緒に摂取できるので、日射病、熱中症の予防や解熱などに効果を発揮してくれます。

 

スイカの糖分は果糖とブドウ糖なので、素早く吸収されすぐにエネルギーに変わってくれます。夏バテで食欲がない時や疲労回復にもうってつけの野菜、それがスイカです。

 

スイカに含まれる成分

スイカの注目すべき成分は、リコピン、シトルリン、カリウム、βカロテンなどです。

 

リコピン

赤玉スイカに含まれる赤い色素で、動脈硬化やガンなどを引き起こす活性酸素を抑制してくれ、免疫力を高めます。リコピンの量はトマトの1.5倍です。

 

シトルリン

アミノ酸の一種であるシトルリンは、体内の老廃物や有害物質などを排泄する強い利尿作用があります。
腎臓病予防や体のむくみを取ってくれたり、血管を若返らせる効果があり、特にに多く含まれます。

 

カリウム

カリウムはミネラルの1つで、体中の余分な塩分を排泄し、血圧を下げてくれます
シトルリンと同様、に多く含まれます。

 

βカロテン

抗酸化性が高いβカロテンは、余分な活性酸素を除去し老化防止とガン予防をしてくれます。

 

シスペイン

ビタミンCの酸化や、壊れるのを止め、シミやソバカスを防ぎます。

 

イノシトール

ビタミンB群のイノシトールには、動脈硬化を防いだり肝臓に脂肪がつかないようにする働きをします。

 

マンノシターゼ

糖質分解酵素です。

 

水を飲む代わりにスイカを食べ、夏バテで疲れた身体をいたわり熱中症にならないよう気を付けましょう。

 

まとめ

夏にはスイカが食べたくなる。子供から大人まで大好きな食べ物です。

  • 解熱作用
  • 利尿作用
  • アンチエイジング
  • 免疫力向上
  • ガン予防
  • 活性酸素の除去作用

など、夏の身体が欲しているものには訳があります。単に美味しいから食べていた段階から、健康を意識して食べてみませんか。

スイカに塩を少量かけ、水分、塩分、ミネラルを効率よく摂取し、猛暑日や熱帯夜を乗り切りましょう。

 

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